子育ての庭~ 2. 子どもといっしょに食べる庭 (1)

 毎日の食事づくり、面倒ですよね。

 朝は家族にしっかり食べさせなきゃ、と考えるし、家事をしていたら「もうお昼!?」と驚くこともしばしば。でもグダグダと作業のように室内で食べても、昨日と変わらない…。

  …なら、お庭で食べよう!  気候が暖かくなってきたら、たとえば朝の残りごはんで、塩おにぎりを作って、ただ庭に出るだけ。それだけで、なんでもない陽光と外の風が、いつもの食事がちょっと違うような。( 何だか不思議 )おにぎりならママの手間も減るし、外なら、こぼしても 放ったらかしでOK。(虫や鳥が片付けてくれるかも?)それすら面倒なら、カップラーメ ンだって立派な外ごはん。栄養バランスが心配?それは夕食で辻褄を合わせればいいのです。「外で食べるよー!」と聞くだけで、子どものおメメはキラキラ。メニューが少なく ても、ちょっとくらい行儀が悪くても気にならない。それが庭ごはんの楽しいところデス。

  ① 「庭で収穫しながら」が楽しい

 庭にシートを敷いて、おにぎりだけでも、いつもの昼食よりはワクワクしそうですが、 子どもといっしょに「食べられる野草」 を探して摘んでみるのがおすすめ。家庭菜園から の収穫もいいのですが、ここは自然に生えていそうなものを探してみよう。例えば. . .

 • ハコベ ・・・いつの間にか庭にあるかも?さっと湯がいて食べやすい。家畜用だけじゃ ない。

  • タネツケバナ ・・・庭のじめじめした場所に生える。ピリッとした辛味が大人向け。

  • タンポポ ・・・洗ってそのまま。オリーブオイル+塩でサラダに。

  • ウコギ ・・・若い葉を、塩とごはんに混ぜるだけ。山菜に近い。棘に気をつけて。

  • 青じそ ・・・勝手に生えてくる強い味方。おにぎりと相性抜群!葉に穴が開いていたら、それはオンブバッタだよ。

 最初はパパママが見分け方を教えながら、「さっき摘んだ葉っぱと同じのはどれか な?」と子どもと一緒に探してみると、次にも活かせそう。いつもは気にしないで踏みつ けていた庭の雑草が食べられるなんて!! . . .事前にそっと毒っぽいものが生えているか、 パパママが確認しておきましょう!キンポウゲ科、ケシ科は気をつけて。

 もちろん、ポピュラーな果実ができる植栽も、ニハソノに尋ねてくだされば提案します。でも子どもと 発見しながら、昔ながらの野草を摘むのも、また違った楽しさがあります。

 いろいろなお喋りから、逆に子どもたちからは思いがけないことを教えてもらえるか も。たとえば、幼稚園で「甘い蜜を出す花がある」とお友だちから伝わる楽しみがあって、ママもいっしょに庭の花を摘んでは根元を吸ってみたり。「どんなかたちの花に蜜が あるのか?さらに美味しい蜜の花ってどれ?」とお互いに興味が発展していくと面白い ですね。

コマルハナバチ オス
オスのハチは針を持たないため刺しません

 蜜の花を探しながら、ミツバチ、ハナバチが庭に来ていることに気づくと、庭の知見が 深まりますね。つくばのあたりでは、セイヨウミツバチ、ニホンミツバチのほか、モコモ コの毛で包まれたかわいいコマルハナバチ、トラマルハナバチを見ることができます。特にコマルハナバチのオスは、レモン色の毛でおおわれていて見分け易い特徴があり、針を持たないため(オスゆえ)に、子どもたちの遊び相手になります。庭の食べられる草を探しながら、子どもが虫や小動物にも馴染んでいくのを見るのが楽しいですね。

 ハナアブとの違いなどもパパから伝えてあげると、知見が広がるかな。(わからないときはニハソノにこっそり聞いてください)

 . . . (続く) 子どもといっしょに食べる庭 (2)へ


 


ニハソノ 樹木医、ビオトープ計画管理士 1級 ( 2024 茨城県内、一級はニハソノのみ)
     森林インストラクター(地元の自然をわりと知っているかも)
子どもといっしょに食べものをつくる庭、探す庭 パパ、これも食べちゃうの??